【2026年最新】社用車はリースと購入どっちが得?法人カーリースおすすめ10社とメリット・デメリット

社用車はリースと購入どっちが得?法人カーリース比較|「社用車を導入するなら リースと購入 どっちが得? 経費にしやすいのは?」の文字と白手袋の運転手がハンドルを握る手元・黒いセダンのドアを開けて案内する様子

営業車や役員車を増やしたいけれど、購入するかリースにするかで迷っている。そんな総務・経理のご担当者や経営者の方は多いのではないでしょうか。

社用車のリースは、頭金なしで車を導入でき、税金や車検の費用まで月額にまとめられるのが大きな魅力です。一方で、5年・7年と長く使うと、支払い総額は一括購入より高くなりやすいという面もあります。

この記事では、社用車のリースの仕組みと購入・レンタカーとの違い、法人カーリースおすすめ10社を、2026年10月時点の各社公式情報をもとに比較します。リースと購入どっちが得かを費用・経理処理・管理の手間から整理し、2027年4月から始まる新リース会計基準の影響、役員車をリースするときの注意点まで解説します。

  • 社用車をリースにするか購入にするか迷っている方
  • 法人カーリースの会社を比較して相見積もりを取りたい方
  • 役員車をリースで導入したい経営者・秘書・総務の方
  • 新リース会計基準で何が変わるのか知りたい経理担当の方

このような方は、ぜひ参考にしてください。

目次

社用車のリースとは?購入やレンタカーとの違いをわかりやすく解説

社用車のリース(法人カーリース)とは、リース会社が購入した車を、会社が月々の定額料金で長期間借りて使う仕組みです。車の名義(所有者)はリース会社のままで、会社は使用者として車を使います。

まずは仕組みと、購入・レンタカーとの違い、月額料金の相場を押さえておきましょう。

  1. 社用車リースの仕組み|ファイナンスリースとメンテナンスリースの違い
  2. 社用車を購入する場合・レンタカーを使う場合との違い
  3. 社用車のリース料金の相場と月額に含まれるもの

社用車リースの仕組み|ファイナンスリースとメンテナンスリースの違い

法人カーリースには、大きく分けてファイナンスリースとメンテナンスリースの2種類があります。違いは、車検・点検・消耗品交換などの整備費用を月額に含めるかどうかです。

種類月額に含まれるもの整備の手配向いている会社
ファイナンスリース車両代・登録諸費用・自動車税・重量税・自賠責保険など自社で手配・支払い整備工場と付き合いがあり、月額をできるだけ抑えたい会社
メンテナンスリース上記に加えて車検・法定点検・オイル交換・タイヤやバッテリー交換などリース会社がまとめて手配台数が多い会社、総務の手間を減らしたい会社

ファイナンスリースは月額が安いぶん、車検や故障のたびに自社で整備工場を探して支払う必要があります。メンテナンスリースは月額が上がりますが、車1台あたりの年間コストがほぼ固定になるため、予算が立てやすく、台数が増えても管理が煩雑になりにくいのが特徴です。

また、契約満了時の扱いにも2つの方式があります。残価(満了時の想定価値)を契約時に開示して満了時に精算する可能性がある「オープンエンド方式」と、残価を開示せず精算もしない「クローズドエンド方式」です。法人向けではオープンエンド方式で月額を抑えるケースも多く、契約前にどちらの方式かを必ず確認しましょう。

社用車を購入する場合・レンタカーを使う場合との違い

社用車の調達方法は、購入(一括・ローン)、リース、レンタカー(マンスリーレンタカーを含む)の3つが代表的です。それぞれの違いを表にまとめました。

項目購入リースレンタカー
初期費用車両代を一括(ローンなら頭金)原則0円0円
名義自社リース会社レンタカー会社
利用期間制限なし1〜11年程度の契約1日〜数か月
税金・車検自社で支払い・手配月額に含まれる(車検はメンテナンスリースの場合)料金に含まれる
途中でやめる売却すればよい原則不可(解約金が必要)いつでも返却できる
経理処理固定資産として減価償却リース料を費用処理(中小企業の場合)賃借料として費用処理
向いている使い方長く乗りつぶす・走行距離が多い3〜7年で入れ替える・管理を任せたい繁忙期や短期プロジェクトだけ使う

目安として、1年未満の利用ならレンタカー、3年以上使うならリースか購入を比べるのが基本です。マンスリーレンタカーは手軽ですが、月額はリースより割高になりやすく、1年以上続けて使うとリースの方が安くなるケースがほとんどです。

購入は車が自社の資産になり、走行距離の制限もありません。そのぶん、車両代のまとまった資金と、税金・車検・保険の手配を自社で行う手間がかかります。

社用車のリース料金の相場と月額に含まれるもの

社用車のリース料金は、車種・契約年数・メンテナンスの有無で大きく変わります。たとえばニコノリの法人・個人事業主向けページでは、ダイハツ ミライースが月額17,820円、ダイハツ ハイゼットカーゴが月額19,140円、トヨタ アルファードが月額77,550円(いずれも税込・ボーナス月加算なし)といった例が掲載されています(2026年10月時点)。

車のクラス主な車種月額の目安(税込)
軽自動車・軽バンミライース、N-BOX、ハイゼットカーゴ、エブリイ1.5万〜3万円程度
コンパクトカーヤリス、フィット、ノート2.5万〜4万円程度
ミニバン・SUVシエンタ、ノア、セレナ、ハリアー3万〜7万円程度
役員車クラスアルファード、ヴェルファイア、クラウン7万〜10万円以上

上の金額は各社の公式サイトの掲載例をもとにした目安です。契約年数が長いほど月額は下がり、メンテナンスを付けると数千円〜1万円ほど上がるのが一般的です。

月額に含まれるものは、多くのリース会社で次のとおりです。

リース料に含まれることが多い費用
  • 車両本体価格・オプション代
  • 登録諸費用(登録手数料・ナンバー代など)
  • 自動車税(種別割)・環境性能割・自動車重量税
  • 自賠責保険料
  • 車検・法定点検・消耗品交換(メンテナンスリースの場合)

一方で、任意保険・燃料代・駐車場代・高速代は月額に含まれないのが一般的です(KINTOのように任意保険まで含むサービスもあります)。見積もりを比べるときは、月額だけでなく、何が含まれているかをそろえて比較することが大切です。

社用車のリースにおすすめの法人カーリース会社10選

ここからは、社用車のリースにおすすめの法人カーリース会社10選を紹介します。大手のオートリース会社から、Webで見積もりから契約までできるサービスまで幅広く選びました。

  1. オリックスカーリース
  2. 住友三井オートサービス
  3. トヨタレンタリース
  4. KINTO
  5. コスモMyカーリース
  6. ニコノリ
  7. カーリースカルモくん
  8. idemitsuカーリースBiz
  9. カーコンカーリース
  10. オリコで乗ーる

各社の月額の目安・契約期間・メンテナンス・任意保険を一覧にまとめました(2026年10月時点の公式サイトの情報です)。

会社名向いている会社月額の目安(税込)契約期間メンテナンス任意保険特徴
オリックスカーリースの公式サイトのロゴ
オリックスカーリース
中小企業〜大企業ミライース19,690円〜
(法人向け特選車)
要見積もりメンテナンスリースあり別途管理台数100万台超。法人カーリース満足度ランキング総合1位
住友三井オートサービス(SMAS)
住友三井オートサービス
台数の多い中堅〜大企業要見積もり要見積もりメンテナンスリース・車両管理サービス保険関連の支援あり(要相談)導入実績は約5万のお客さま。アルコールチェックや安全運転の支援も
トヨタレンタリース 法人向けカーリース
トヨタレンタリース
トヨタ車中心で導入したい会社要見積もり要見積もりメンテナンスリースありオリジナル補償プランあり社用車予約・車両情報管理のクラウドサービスを用意
KINTOの公式サイトのロゴ
KINTO
保険込みで手間なく導入したい会社車種・期間により異なる3年・5年・7年月額に含む月額に含む法人契約は役員・従業員とその家族が補償の対象
コスモMyカーリースの公式サイトのロゴ
コスモMyカーリース
給油代も抑えたい会社ミライース19,800円〜
(7年・ホワイトパック)
3年・5年・7年・9年3つのパックから選択別途指定カードの給油で最大10円/L引き(月100Lまで)
ニコノリの公式サイトのロゴ
ニコノリ
小規模事業者・個人事業主ミライース17,820円〜1〜9年車検・点検・オイル交換を含む法人向け保険あり(損保ジャパン提携)仮審査は最短即日。もらえるプランあり
カーリースカルモくんの公式サイトのロゴ
カーリースカルモくん
Webで相談・契約したい会社ミライース14,190円〜1〜11年3つのプランから選択提携保険あり7年以上で走行距離制限なし・車がもらえるオプション
idemitsuカーリースBiz
idemitsuカーリースBiz
出光のSSを使っている会社要見積もり要見積もりフルメンテ・マイメンテ・メンテなし別途満了時に残価で買取も選べる。法人カードで燃料値引き
カーコンカーリース
カーコンカーリース
新規開業・個人事業主要見積もり年数は自由設計維持費もコミコミ専用の自動車保険あり満了時に車がもらえる。即納車は最短14日
オリコで乗ーるの公式サイトのロゴ
オリコで乗ーる
輸入車も検討したい会社11,190円〜3年・5年・7年・9年オプション(3プラン)別途国産・輸入車 約300車種。残価保障オプションあり

※月額は各社公式サイトに掲載された車種・条件での例です。法人契約の金額は、車種・台数・契約年数・審査結果によって変わるため、必ず見積もりで確認してください。

ここからは、1社ずつ紹介していきます。

オリックスカーリース|法人カーリース満足度調査で総合1位のオリックス自動車が提供

オリックスカーリースの公式サイトのロゴ
運営会社オリックス自動車株式会社
対象法人・個人事業主
リースの種類新車リース・中古車リース(ファイナンスリース/メンテナンスリース)
月額の例ダイハツ ミライース 19,690円〜、ダイハツ ハイゼットカーゴ 18,920円〜(税込・法人向け特選車)
取扱車種国産全メーカーの新車、常時700台以上の中古車
メンテナンス全国の提携整備工場で定期的なコンディションチェック
実績管理台数100万台超
評価オリコン顧客満足度調査「法人カーリース」2025年 総合1位
メリット
  • オートリース最大手クラスの実績と全国の整備網で安心
  • 満足度調査で導入のしやすさ・管理のしやすさなど全5項目で1位
  • 新車だけでなく中古車リースも選べて月額を抑えやすい
デメリット
  • 料金は車種ごとの見積もりで、Webだけでは総額が見えにくい
  • プラン設計の自由度が高いぶん、比較の手間がかかる

オリックスカーリースは、オリックスグループのオリックス自動車が提供する法人向けのカーリースです。オリコン顧客満足度調査の「法人カーリース」ランキング(2025年発表)で総合1位を獲得し、評価項目別でも導入のしやすさ・管理のしやすさ・コストパフォーマンス・サポート体制・メンテナンスリースの品質の全5項目で1位となっています。

法人向けページでは、新車リースと中古車リースを用意しており、ハイゼットカーゴのような商用バンやミライースなどの営業車を月額2万円前後から導入できる特選車も掲載されています。1台からの小規模な導入でも、数十台規模の入れ替えでも相談しやすいのが強みです。はじめて社用車をリースにする会社が、まず見積もりを取る候補として外せない1社です。

住友三井オートサービス|台数の多い会社の車両管理までまとめて任せられる

住友三井オートサービス(SMAS)
運営会社住友三井オートサービス株式会社(SMAS)
対象法人(中堅〜大企業が中心)
リースの種類オートリース(メンテナンスリースなど)
月額要見積もり
付帯サービス車両管理の高度化・業務改善・リスクマネジメント支援、アルコール検知器の提供など
実績サービスを導入したお客さま約5万
評価オリコン顧客満足度調査「法人カーリース」2025年 総合3位
メリット
  • 車両の調達から管理・事故対応までまとめて任せられる
  • アルコールチェックや安全運転の支援など法令対応のサポートが手厚い
  • 台数が多い会社の管理業務の効率化に強い
デメリット
  • 料金は個別見積もりで、Webで月額を確認できない
  • 1〜2台だけの小規模な導入では、メリットを活かしきれないことがある

住友三井オートサービス(SMAS)は、三井住友フィナンシャルグループのオートリース会社です。公式サイトでは、これまでにサービスを導入したお客さまは約5万とされ、自動車リースを基盤にした総合的な車両管理を提供しています。

特徴は、リース車を貸すだけでなく、モビリティ管理業務の高度化・業務改善とコスト削減・リスクマネジメント・環境対策と法制度への対応まで支援している点です。アルコール検知器の特設サイトや、アルコールチェックをテーマにしたウェビナーも開いており、安全運転管理者の業務を含めて社用車の管理を見直したい会社に向いています。営業車が数十台以上ある会社なら、相見積もりに加えておきたい1社です。

トヨタレンタリース|トヨタ車をメンテナンスリース込みで導入しやすい

トヨタレンタリース 法人向けカーリース
窓口全国のトヨタレンタリース各社(東京エリアはトヨタモビリティサービス株式会社)
対象法人
リースの種類ファイナンスリース・メンテナンスリース
取扱車種トヨタ車が中心
月額要見積もり
付帯サービス社用車専用クラウド「Booking Car」、車両情報管理、車両管理アウトソーシング、テレマティクス、オリジナル補償プラン「RePLUS」、実車・座学講習、アルコールチェック管理など
評価オリコン顧客満足度調査「法人カーリース」2025年 総合2位(トヨタカーリース)
メリット
  • トヨタ車をメンテナンス込みで導入でき、整備品質が安定している
  • 社用車予約や車両管理のクラウドサービスで管理業務を効率化できる
  • 運転講習やアルコールチェック管理など安全面のメニューが豊富
デメリット
  • トヨタ以外のメーカーの車を選びたい会社には向かない
  • 窓口が地域ごとの会社に分かれ、サービス内容に差がある

トヨタレンタリースは、トヨタ系の法人向けカーリースの窓口です。地域ごとに運営会社が分かれており、東京エリアでは、トヨタフリートリースとトヨタレンタリース東京が2018年に統合して誕生したトヨタモビリティサービスが、トヨタの法人窓口としてリースを提供しています。

トヨタモビリティサービスでは、社用車専用のクラウドサービス「Booking Car」や車両情報管理「TOYOTA MOBILITY PORTAL」、オリジナル補償プラン「RePLUS」、実車講習・座学講習・アルコールチェック管理まで用意しており、リース車の導入と安全管理をまとめて任せられるのが強みです。プリウスやカローラなどの営業車、アルファードやクラウンなどの役員車をトヨタ車でそろえたい会社に向いています。地方の拠点では、それぞれの地域のトヨタレンタリースに相談しましょう。

KINTO|任意保険込みで役員や従業員が運転しても補償される

KINTOの公式サイトのロゴ
運営会社株式会社KINTO(トヨタグループ)
対象法人・個人事業主(個人向けもあり)
取扱車種トヨタ・レクサス・スバルなど
契約期間3年・5年・7年
月額に含まれるもの車両代・登録諸費用・税金・任意保険・メンテナンス・車検費用など
任意保険の補償対象法人契約は契約法人の役員・従業員とその家族
走行距離月1,500kmまでが目安(プラン・契約条件により異なる)
中途解約法人契約も可能(解約金の扱いはプランにより異なる)
メリット
  • 任意保険が月額に含まれ、事故で保険を使っても月額が変わらない
  • 役員・従業員とその家族まで補償の対象で、運転者が多い会社でも安心
  • 車にかかる費用が一本化でき、経理処理がシンプル
デメリット
  • 選べるのはトヨタ・レクサスなどKINTO取扱いの車種に限られる
  • 走行距離の上限を超えると精算が必要

KINTOは、トヨタグループが提供する車のサブスクです。最大の特徴は、任意保険が月額に含まれていること。事故で保険を使っても、契約期間中の月額利用料は変わりません。

法人契約では、補償の対象が契約法人の役員・従業員とその家族まで広く設定されています。営業車を複数の社員で使い回す会社や、役員車を秘書や総務の担当者が運転することもある会社にとって、運転者ごとに保険を見直す手間がかからないのは大きなメリットです。法人・個人事業主には専任担当者が付く法人サポートデスクもあります。任意保険を別に手配する手間を減らしたいなら、KINTOの見積もりを取って他社の月額+保険料と比べてみましょう。

コスモMyカーリース|コスモ石油のSSで点検できて給油の値引きも受けられる

コスモMyカーリースの公式サイトのロゴ
運営会社コスモ石油マーケティング株式会社
対象法人・個人事業主(個人向けもあり)
月額の例ダイハツ ミライース 19,800円〜、スズキ スペーシア 25,850円〜(税込・84か月・ホワイトパック)
契約期間3年(車種・店舗限定)・5年・7年・9年
メンテナンスゴールドパック(フルメンテ)/シルバーパック(ライトメンテ)/ホワイトパック(メンテなし)
給油値引きゴールド10円/L・シルバー6円/L・ホワイト2円/L(指定カード・月100Lまで)
満了時乗り換え・再リース・買取り・返却から選択
注意点法人契約はクレジットカード払い不可
メリット
  • 全国のコスモ石油のSSで点検・車検・相談ができる
  • 指定カードでの給油が値引きになり、燃料費も抑えられる
  • 国産全メーカーから車種を選べる
デメリット
  • 法人契約ではクレジットカード払いが使えない
  • 中途解約サービスは個人契約のみが対象

コスモMyカーリースは、コスモ石油のサービスステーション(SS)で契約・点検ができるカーリースです。法人向けページでは、商用車や営業車での利用を案内しています。

特徴は、メンテナンスの範囲に応じた3つのパックと、給油値引きがセットになっている点です。フルメンテナンスのゴールドパックなら指定カードでの給油が1リットルあたり10円引き(月100Lまで)になります。営業車で毎月の走行距離が多い会社ほど、燃料費の値引き効果が大きくなります。近くにコスモ石油のSSがあり、給油と点検を同じ場所で済ませたい会社に向いています。

ニコノリ|法人・個人事業主も月々定額で新車の社用車を持てる

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運営会社株式会社MIC(ニコニコレンタカーの運営会社)
対象法人・個人事業主(1台〜10台以上)
月額の例(税込・ボーナス月加算なし)ミライース 17,820円、ハイゼットカーゴ 19,140円、エブリイ 21,340円、アルファード 77,550円、クラウン 99,440円
契約期間1〜9年
月額に含まれるもの車両・税金・自賠責保険・車検・定期点検・オイル交換など
任意保険損保ジャパンと提携した法人向け自動車保険あり
審査仮審査は最短即日(3社の提携リース会社で審査)
満了時もらえるプランなら車がもらえる(走行距離制限なし)
メリット
  • 軽バンから役員車クラスまで法人向けの月額が公開されていてわかりやすい
  • 仮審査が最短即日で、急ぎの導入にも対応しやすい
  • もらえるプランなら走行距離を気にせず使える
デメリット
  • 原則として中途解約はできず、解約時は精算金がかかる
  • 車両の予約金は、キャンセルすると返金されない

ニコノリは、ニコニコレンタカーを運営する株式会社MICのカーリースです。法人・個人事業主向けページでは、軽バンから役員車クラスまでの月額が税込で公開されており、Webで社用車のおおよその費用感をつかみやすいのが特徴です。

仮審査は最短即日で、3社の提携リース会社で審査するため、設立から年数が浅い会社や個人事業主でも相談しやすいとしています。法人名義での契約、福祉車両、専任スタッフのサポートにも対応しています。さらにもらえるプランを選べば、契約満了後に車がそのまま自社のものになり、走行距離の制限もありません。小規模な会社が、まず1〜2台を定額で導入したいときに向いています。

カーリースカルモくん|法人・個人事業主向けの窓口からネットで相談できる

カーリースカルモくんの公式サイトのロゴ
運営会社ナイル株式会社(東証グロース上場)※オリックス自動車と提携
対象法人・個人事業主(個人向けもあり)
月額の例ダイハツ ミライース 14,190円〜(税込)
契約期間1年単位で最長11年(新車)
メンテナンス3種類のプランから選択
走行距離7年以上の契約で制限なし
満了時返却・再リース・乗り換え・車の譲渡(もらえるオプション・7年以上)から選択
その他頭金・ボーナス払いなし、残価精算なし、申し込みはオンラインで完結
メリット
  • 頭金・ボーナス払いなしで、月額がシンプル
  • 1年単位で最長11年まで契約年数を選べる
  • 申し込みから契約までネットで完結し、来店不要
デメリット
  • 契約後の途中解約はできない
  • 対面で細かく相談したい会社には物足りないことがある

カーリースカルモくんは、ナイル株式会社が運営するカーリースで、オリックス自動車と提携しています。法人・個人事業主向けの窓口があり、見積もりから審査・契約までネットで完結できるのが特徴です。

頭金やボーナス払いがなく、自動車税や自賠責保険を含めた月額はミライースで14,190円から。契約年数は1年単位で最長11年まで選べ、7年以上の契約なら走行距離の制限がなく、もらえるオプションも付けられます。忙しい経営者や個人事業主が、店舗に行かずに社用車を手配したいときに便利です。

idemitsuカーリースBiz|全国の出光のSSで相談からメンテナンスまでできる

idemitsuカーリースBiz
運営会社出光興産株式会社
対象法人
取扱車種新車は国産全メーカー・全車種、中古車は約6万台から選択
メンテナンスフルメンテプラン/マイメンテプラン/メンテなしプラン(中古車はフルメンテ不可)
整備拠点全国のapollostation(出光のSS)
満了時残価で買取・再リース・乗り換え・返却から選択(購入選択権付き契約)
燃料値引き出光の法人カード(apollostation BUSINESS)払いで値引き(最大100L/月)
月額要見積もり
メリット
  • いつものSSが整備拠点になり、車を持ち込む手間が減る
  • 満了時に残価で買い取れるので、使い慣れた車を乗り続けられる
  • 法人カードで燃料代とリース料の支払いをまとめられる
デメリット
  • 法人向けの月額はWebで公開されておらず、見積もりが必要
  • 近くに取り扱いSSがないとメリットが小さい

idemitsuカーリースBizは、出光興産が提供する法人向けのカーリースです。全国の出光のSS(apollostation)で相談でき、給油に立ち寄るSSでそのまま点検や整備を受けられるのが最大の特徴です。

フルメンテプランなら定期点検・車検から消耗部品の交換、故障修理や代車の手配まで月額に含まれます。また、契約は購入選択権付きで、満了時に残価で車を買い取ることもできます。出光の法人カードの会員なら、リース料の支払いをカードにまとめられ、燃料代の値引き(最大100L/月)も受けられます。すでに出光のSSで給油している営業車の多い会社に向いています。

カーコンカーリース|法人・個人事業主専用のカーコンビジネスカーリース

カーコンカーリース
運営会社カーコンビニ倶楽部株式会社
対象法人・個人事業主(専用プラン「カーコンビジネスカーリース」)
初期費用頭金0円・登録時の諸費用も月額に含む
取扱車種国産全メーカー・全車種(中古車・輸入中古車もあり)
契約期間・プラン予算に合わせて自由に設計
月額に含まれるもの車検基本料・税金・メンテナンスなど
満了時車がもらえる(残価設定プランも別にあり)
その他即納車は最短14日、専用の自動車保険あり、全国のカーコンビニ倶楽部の店舗でメンテナンス可能
メリット
  • 頭金0円で、開業直後でも資金を使わずに社用車を用意できる
  • 満了時に車がもらえるので、返却時の原状回復を気にしにくい
  • 全国のカーコンビニ倶楽部の店舗でメンテナンスを受けられる
デメリット
  • 契約時に審査があり、結果によっては希望に添えない場合がある
  • 残価を設定しないぶん、月額は高めになりやすい

カーコンカーリース(旧もろコミ)は、カーコンビニ倶楽部が運営するカーリースです。法人・個人事業主向けには専用プランのカーコンビジネスカーリースを用意しています。

頭金0円で、車検基本料や税金などの維持費も月額にコミコミ。リース期間中に車両代金を支払い切るため、満了時に車がもらえるのが特徴です。公式サイトには、資金を用意できなかった配送業の個人事業主が頭金不要で契約し、黒ナンバーも取得して翌週から業務を始めた事例も紹介されています。新規開業や事業拡大で、すぐに社用車が必要な会社に向いています。

オリコで乗ーる|約300車種から選べて残価保障などのオプションも付けられる

オリコで乗ーるの公式サイトのロゴ
運営会社株式会社オリコカーライフ(オリコグループ)
対象法人・個人(法人での申し込みに対応)
取扱車種国産・輸入車 約300車種の新車
月額の例11,190円〜(税込)
契約期間3年・5年・7年・9年(1年単位で相談可)
メンテナンスシンプル/ライトメンテ/フルメンテから選択
走行距離月500〜3,000kmから選択
オプション残価保障、解約金なしで中途解約できるオプション、乗り換えオプションなど
メリット
  • 国産車だけでなく輸入車も選べ、役員車の候補が広がる
  • 残価保障オプションで、満了時の精算リスクを抑えられる
  • 月間走行距離を500〜3,000kmから選べ、使い方に合わせやすい
デメリット
  • メンテナンスや任意保険は月額に含まれず、オプション扱い
  • オプションを付けるほど月額が上がる

オリコで乗ーるは、オリコグループの株式会社オリコカーライフが運営するカーリースです。国産・輸入車あわせて約300車種から新車を選べ、プロと相談しながら車種やプランを決められます。

特徴はオプションの多さです。満了時に車の価値が下がっても精算が不要になる残価保障や、解約金の負担なく中途解約できるオプション、ライフスタイルに合わせた乗り換えオプションを付けられます。月間の走行距離も500〜3,000kmから選べるため、営業で長距離を走る車にも対応できます。輸入車の役員車をリースで導入したい会社は、候補に入れておきましょう。

社用車をリースするメリット

社用車をリースにするメリットは、お金・手間・柔軟性の3つの面で、会社の負担を軽くできることです。主なメリットを5つ紹介します。

  1. 頭金なしで初期費用を抑えて社用車を導入できる
  2. 月額が定額なので車両コストの予算が立てやすい
  3. リース料を経費として処理しやすい
  4. 車検・税金・メンテナンスの手配を任せられて総務の負担が減る
  5. 業務の変化に合わせて車種や台数を見直しやすい

頭金なしで初期費用を抑えて社用車を導入できる

購入なら1台数百万円の車両代を用意する必要がありますが、リースは頭金0円で契約できるのが一般的です。登録諸費用や環境性能割も月額に含まれるため、契約時のまとまった支出がほとんどありません。

たとえば300万円の車を5台導入する場合、購入なら1,500万円の資金が必要です。リースなら、その資金を設備投資や人材採用など本業に回せるため、設立間もない会社や成長期の会社ほどメリットが大きくなります。銀行の借入枠を車のために使わずに済むのもポイントです。

月額が定額なので車両コストの予算が立てやすい

購入した車は、車検の年に10万円前後、タイヤ交換の年に数万円と、年によって維持費が大きく変わります。メンテナンスリースなら、こうした費用が月額に平準化されるため、1台あたりの年間コストがほぼ一定になります。

毎年の予算を組みやすく、部署ごと・車両ごとのコスト管理もしやすくなります。急な修理で予算オーバーになるリスクを抑えられるのも、総務や経理にとっては大きな安心材料です。

リース料を経費として処理しやすい

購入した車は固定資産として計上し、耐用年数にわたって減価償却します。国税庁の耐用年数表(車両・運搬具)では、一般用の普通自動車は6年、軽自動車(総排気量0.66リットル以下)は4年とされています。

一方、中小企業の多くはリース取引を賃貸借処理でき、毎月のリース料をそのまま費用として計上できるため、減価償却の計算や固定資産台帳の管理が不要になります。税金や自賠責保険も月額に含まれるので、勘定科目がシンプルになるのもメリットです。ただし、会社の規模や契約内容によって処理が変わるため、詳しくは後の章と顧問税理士に確認しましょう。

車検・税金・メンテナンスの手配を任せられて総務の負担が減る

社用車を自社で持つと、自動車税の納付、車検の予約と入庫、法定点検、タイヤ交換、故障時の修理工場探しなど、総務の仕事が次々に発生します。台数が増えるほど、その管理は大きな負担になります。

メンテナンスリースなら、車検や点検の時期になるとリース会社から案内が届き、整備もまとめて手配してもらえるため、管理の手間が大幅に減ります。大手のオートリース会社なら、車両管理のアウトソーシングや社用車の予約システムまで用意しており、総務の人手が少ない会社ほど効果を実感しやすいでしょう。

業務の変化に合わせて車種や台数を見直しやすい

リースは3年・5年・7年などの区切りで契約が満了するため、満了のタイミングで車種や台数を見直せるのもメリットです。営業エリアの拡大でハイブリッド車に切り替える、EVを試験的に導入する、拠点の統合で台数を減らす、といった判断がしやすくなります。

購入した車を入れ替えるには、売却先を探して手続きをする手間がかかります。リースなら返却して新しい車に乗り換えるだけなので、常に新しく安全装備の充実した車を使い続けやすい点も、社用車ならではの利点です。

社用車をリースするデメリット

メリットの多い社用車のリースですが、契約の縛りと、総額が割高になりやすい点には注意が必要です。契約前に知っておきたいデメリットを5つ紹介します。

  1. 支払い総額は一括購入より高くなりやすい
  2. 原則として途中解約ができず解約金がかかる
  3. 走行距離の上限を超えると追加の精算がある
  4. 法人の審査に通らないと契約できない(設立直後の会社は要注意)
  5. 返却時に傷や汚れの原状回復費用がかかることがある

支払い総額は一括購入より高くなりやすい

リース料には、車両代や税金のほかに、リース会社の金利や手数料、利益が含まれています。そのため、同じ車を同じ期間使う場合、支払い総額は一括購入より高くなるのが一般的です。

とくに、10年以上乗りつぶすつもりの車や、走行距離が多く満了時の価値がほとんど残らない車は、購入の方が総額を抑えやすくなります。月額の安さだけで決めず、契約期間全体の総額で比べることが大切です。

原則として途中解約ができず解約金がかかる

カーリースは、契約期間の途中で解約できないのが原則です。やむを得ず解約する場合は、残りのリース料や残価から算出した解約金を一括で支払う必要があります。ニコノリやカルモくんも、原則として途中解約はできないと案内しています。

事業の縮小や拠点の閉鎖で車が不要になる可能性がある場合は、契約期間を短めにするか、オリコで乗ーるのような中途解約オプションがあるサービスを選ぶと安心です。事故で車が全損になった場合も解約扱いになるため、リース車向けの特約がある任意保険に入っておきましょう。

走行距離の上限を超えると追加の精算がある

多くのカーリースには、月1,000〜1,500km程度の走行距離の上限が設定されています。上限を超えると、満了時に1kmあたり数円〜十数円の精算金がかかります。

営業車は想定より走行距離が伸びやすいため、過去の走行実績をもとに、余裕のある上限で契約することが大切です。長距離を走る車は、走行距離制限のないプラン(カルモくんの7年以上の契約、ニコノリのもらえるプランなど)も検討しましょう。

法人の審査に通らないと契約できない(設立直後の会社は要注意)

リース会社は契約前に、会社の業績や財務内容、設立からの年数などをもとに審査を行います。設立直後で決算書がない会社や、赤字が続いている会社は、審査が厳しくなりやすい点に注意が必要です。

その場合は、代表者の連帯保証を付ける、頭金を入れて月額を下げる、軽自動車など価格の低い車種にする、といった方法で通りやすくなることがあります。ニコノリのように複数の提携リース会社で審査するサービスや、カーコンカーリースのように個人事業主向けプランがあるサービスも検討してみましょう。

返却時に傷や汚れの原状回復費用がかかることがある

リース車は返却が前提のため、満了時に大きな傷やへこみ、車内の汚れ・におい、無断の改造があると、原状回復費用を請求されることがあります。

複数の社員が使う営業車は、どうしても傷が付きやすくなります。運転前後の点検と、傷を付けたときの報告ルールを社内で決めておくと、返却時のトラブルを防げます。満了時に車がもらえるプランや、残価で買い取れる契約を選べば、原状回復の心配はほとんどなくなります。

社用車はリースと購入どっちが得?費用・経費処理・管理の手間で比較

結論から言うと、総額の安さを重視するなら購入、管理の手間と資金繰りを重視するならリースが向いています。費用・経理処理・管理の手間の3つの観点で比べてみましょう。

  1. 5年間使う場合の支払い総額で比較
  2. 経費処理と節税の違い|減価償却とリース料
  3. 車両管理の手間の違い
  4. リースが向いている会社・購入が向いている会社

5年間使う場合の支払い総額で比較

排気量1.5〜2.0リットルクラスのミニバン(車両価格と諸費用で約350万円)を5年間使う場合を例に、購入とメンテナンスリースの総額を試算しました。

費用の内訳(5年間)一括購入メンテナンスリース
車両代・登録諸費用約350万円月額に含む
自動車税(年36,000円×5年)約18万円月額に含む
重量税・自賠責(車検時)約5万円月額に含む
車検・点検・消耗品約25万円月額に含む
リース料(月6.5万円×60か月)ー約390万円
5年後の売却額約−140万円ー(返却)
実質の負担額約258万円約390万円

※あくまで一例です。車種、値引き、リース会社の条件、売却時の相場によって大きく変わります。

この試算では、5年後に車を売却できる購入の方が、実質の負担額は100万円以上安くなります。ただし、購入は最初に約350万円の資金が必要で、車検や修理の手配も自社で行わなければなりません。

リースは総額が高くなるかわりに、初期費用0円で毎月の支出が一定になり、管理の手間もほとんどかからないのが強みです。どちらが得かは、手元資金をどれだけ本業に回したいか、総務の人件費をどう見るかで変わります。

経費処理と節税の違い|減価償却とリース料

購入した車は、取得価額を耐用年数にわたって減価償却します。2007年4月1日以後に取得した車は、定額法か定率法で償却します(国税庁No.5410 減価償却資産の償却限度額の計算方法)。定率法なら初年度に多くの費用を計上できるため、利益が出た年に購入すると節税効果を得やすくなります。

一方、リースは中小企業なら賃貸借処理で毎月のリース料を「賃借料」や「リース料」として費用計上するのが一般的です。中小企業庁が案内している中小企業の会計に関するルールでも、所有権移転外のファイナンスリースは賃貸借処理が認められています。

税務上は、所有権移転外リースはリース期間定額法で償却したものとみなされるため、リースにしたからといって、購入より税金が大きく減るわけではありません。違いは、費用の出方が「購入は前半に多く、リースは毎年一定」になる点です。節税よりも、資金繰りと事務負担で選ぶのが現実的です。

車両管理の手間の違い

管理の業務購入メンテナンスリース
自動車税の納付毎年自社で納付リース会社が納付
車検・法定点検自社で予約・入庫リース会社が案内・手配
消耗品の交換自社で手配・支払い月額の範囲で対応
故障・事故時修理工場を自社で探す窓口に連絡すれば手配してもらえる
固定資産の管理台帳管理・償却計算が必要中小企業は原則不要
入れ替え時売却先を探して手続き返却して乗り換えるだけ

購入した車の管理は、台数が少ないうちは負担に感じにくいものの、5台・10台と増えるほど総務の工数が膨らみます。メンテナンスリースなら、こうした業務の多くをリース会社に任せられるため、総務担当者の人件費まで含めると、リースの方が安くつくケースも少なくありません。

リースが向いている会社・購入が向いている会社

リースが向いている会社
  • 手元の資金を本業の投資や採用に回したい
  • 社用車が5台以上あり、総務の管理の手間を減らしたい
  • 3〜7年ごとに新しい車へ入れ替えたい
  • 毎月のコストを一定にして予算管理をしやすくしたい
購入が向いている会社
  • 資金に余裕があり、支払い総額をできるだけ抑えたい
  • 1台を10年以上乗りつぶす
  • 走行距離が非常に多い、または架装や改造が必要
  • 自社に整備工場や車両管理の担当者がいる

迷ったときは、同じ車種でリースの見積もりと購入の見積もりを取り、5年間・7年間の総額と、管理にかかる手間を並べて比べてみましょう。

社用車のリース会社の選び方

法人カーリースの会社は多く、月額だけを比べると失敗しがちです。用途・月額に含まれる範囲・整備拠点・契約条件・相見積もりの5つのポイントで選びましょう。

  1. 営業車か役員車か、用途から車種とプランを決める
  2. メンテナンスや任意保険がどこまで月額に含まれるか確認する
  3. 近くに点検や修理を受けられる店舗・工場があるか確認する
  4. 契約年数・走行距離の上限・満了時の扱いを比べる
  5. 複数のリース会社から相見積もりを取る

営業車か役員車か、用途から車種とプランを決める

営業車なら、燃費がよく駐車しやすい軽自動車やコンパクトカー、ハイブリッド車が中心です。走行距離が多くなりやすいので、メンテナンスリースで整備をまとめて任せるのが向いています。

役員車なら、後部座席の快適さと品格を重視してアルファード・クラウン・レクサスなどを選ぶ会社が多く、月額は高くなります。高級車は残価が高く設定されやすいため、残価や契約年数の設計で月額が大きく変わります。まず「誰が・何のために・月に何km使うか」を決めてから、リース会社を比べましょう。

メンテナンスや任意保険がどこまで月額に含まれるか確認する

同じ車種でも、A社はメンテナンスなし、B社はフルメンテナンス込みというように、月額に含まれる範囲が違うと単純に比較できません。

確認したいのは、車検費用・法定点検・オイル交換・タイヤ交換(冬タイヤを含むか)・バッテリー交換・故障修理・代車・任意保険の8項目です。KINTOのように任意保険まで含むサービスもあれば、オリコで乗ーるのようにメンテナンスがオプションのサービスもあります。見積もりは同じ条件にそろえて比べましょう。

近くに点検や修理を受けられる店舗・工場があるか確認する

メンテナンスリースでも、点検や車検のたびに遠くの工場まで車を運ぶのでは、手間が減りません。営業所や拠点の近くに、提携の整備工場や店舗があるかを確認しましょう。

コスモMyカーリースやidemitsuカーリースBizは、全国のSSで点検や相談ができ、給油のついでに整備を済ませられます。カーコンカーリースは全国のカーコンビニ倶楽部の店舗でメンテナンスが可能です。大手のオートリース会社は、提携工場への引き取り・納車に対応していることもあります。

契約年数・走行距離の上限・満了時の扱いを比べる

契約年数が長いほど月額は下がりますが、途中で不要になったときの解約金リスクは大きくなります。社用車として使う期間の見込みに合わせて契約年数を決めるのが基本です。

走行距離の上限は月500km〜3,000km、制限なしまでサービスによってさまざまです。満了時の扱いも、返却のみ・再リース・残価での買取・車がもらえるなど違いがあります。満了後もその車を使い続けたいなら、買取やもらえるプランのあるサービスを選びましょう。

複数のリース会社から相見積もりを取る

法人カーリースの月額は、同じ車種でも会社によって数千円〜1万円以上違うことがあります。最低でも2〜3社から相見積もりを取ることで、相場がわかり、条件の交渉もしやすくなります。

相見積もりを依頼するときは、車種・グレード・オプション・契約年数・走行距離・メンテナンスの範囲をそろえて伝えましょう。台数が多い会社は、大手のオートリース会社とWeb完結型のサービスを組み合わせて比べると、価格と管理サービスのバランスを判断しやすくなります。

役員車をリースで導入するときのポイント

役員車は営業車に比べて車両価格が高く、使い方も特殊です。車種・契約の組み方・私用の扱いの3つを押さえておきましょう。

  1. 役員車に選ばれやすい車種とリース料の目安
  2. 高級車のリースは残価設定と契約年数で月額が大きく変わる
  3. 役員が私用でも使う場合の注意点

役員車に選ばれやすい車種とリース料の目安

役員車には、後部座席が広く静かで、来客を乗せても失礼のない車が選ばれます。代表的な車種とリース料の目安は次のとおりです。

車種特徴リース料の目安(税込)
トヨタ アルファード広い後部座席で移動中も仕事がしやすい。役員車の定番月7万〜10万円程度
(ニコノリの掲載例:77,550円)
トヨタ ヴェルファイアアルファードより走りを重視した上級ミニバン月8万〜11万円程度
(ニコノリの掲載例:91,300円)
トヨタ クラウンセダンの定番。シリーズで選択肢が多い月8万〜11万円程度
(ニコノリの掲載例:99,440円)
レクサス LS・LM最上級の快適性。来賓の送迎にも月15万円以上(要見積もり)

近年は、アルファードやレクサスLMのような高級ミニバンを役員車にする会社が増えています。セダンより乗り降りがしやすく、車内で打ち合わせや仮眠ができる点が評価されています。役員の移動時間をどう使いたいかで車種を選びましょう。

高級車のリースは残価設定と契約年数で月額が大きく変わる

アルファードやクラウンのような人気の高級車は、数年後も高い価値が残りやすい車です。リースでは、満了時の想定価値(残価)を車両価格から差し引いて月額を計算するため、残価が高い車ほど月額を抑えやすくなります。

一方で、オープンエンド方式で残価を高く設定すると、満了時に市場価格が残価を下回ったときに差額の精算が発生することがあります。月額の安さだけでなく、満了時の精算の有無と、オリコで乗ーるの残価保障のようなオプションの有無を確認しましょう。役員車は3〜5年で入れ替える会社が多く、短めの契約年数で残価を活かすと、常に新しいモデルに乗りやすくなります。

役員が私用でも使う場合の注意点

役員車を週末の私用やご家族の送迎にも使う場合は、会社の経費として処理できるのは業務で使った部分だけという点に注意が必要です。私的に使った分は、役員への経済的利益として役員給与とみなされ、源泉徴収や損金不算入の対象になることがあります。

税務調査で否認されないためには、運行日報で業務と私用を区別して記録し、私用の割合に応じて役員から使用料を受け取るなどのルールを作っておくことが大切です。また、私用で事故を起こしたときに補償されるかどうか、任意保険の運転者の範囲と使用目的も確認しておきましょう。

2027年4月からの新リース会計基準で社用車のリースはどう変わる?

2027年4月から、上場企業や大会社では、社用車のリースも原則として貸借対照表に載せる新しいリース会計基準が始まります。何が変わるのか、中小企業にも関係があるのかを解説します。

  1. 新リース会計基準の概要と対象になる会社
  2. 社用車のリースが資産・負債に計上されると何が変わるか
  3. 中小企業の社用車リースは従来どおりの処理でよい?

新リース会計基準の概要と対象になる会社

企業会計基準委員会(ASBJ)は、2024年9月13日に企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」などを公表しました。国際的な会計基準(IFRS第16号)に合わせ、借り手は原則としてすべてのリースについて「使用権資産」と「リース負債」を計上するルールになります。

適用は2027年4月1日以後に開始する事業年度の期首からで、早期適用も認められています。対象になるのは、金融商品取引法の適用を受ける上場企業や、会社法上の大会社(資本金5億円以上または負債200億円以上)とその子会社などです。

社用車のリースが資産・負債に計上されると何が変わるか

これまでオペレーティングリースとして費用処理していた社用車のリースも、新基準では使用権資産とリース負債として貸借対照表に計上されます。その結果、次のような影響が出ます。

  • 総資産と負債が増え、自己資本比率やROAなどの財務指標が下がる
  • 損益計算書では、リース料のかわりに減価償却費と支払利息が計上される
  • 契約ごとにリース期間や割引率を見積もる事務作業が増える

メンテナンスリースの場合は、車の使用料(リース部分)と整備などのサービス部分を区分するか、まとめてリースとして扱うかを選んで処理することになります。短期のリースや少額のリースには簡便な取扱いもあるため、社用車を多く抱える上場企業や大会社は、リース会社から契約の内訳データをもらえるかも含めて、早めに監査法人と相談しておきましょう。

中小企業の社用車リースは従来どおりの処理でよい?

新しいリース会計基準が強制適用されるのは上場企業や大会社などで、多くの中小企業は、これまでどおり賃貸借処理でリース料を費用計上できます。中小企業の会計に関する指針や中小企業の会計に関する基本要領でも、従来の処理が引き続き認められています。

ただし、上場を目指している会社や、親会社が上場企業の子会社は、新基準に合わせた処理が必要になる場合があります。また、税務上の取扱いは会計とは別に定められているため、決算や申告の処理は顧問税理士に確認しておくと安心です。

リースした社用車の運転は誰が担う?運転手まで含めたコストの考え方

社用車、とくに役員車をリースで導入するときに見落としがちなのが、誰がその車を運転するのかという点です。車両の費用だけでなく、運転にかかる人件費や管理の手間まで含めて考えましょう。

  1. 車両費だけでなく運転手の人件費や労務管理まで含めて比べる
  2. リース車でも運転業務を外部の専門会社に任せられる
  3. 社用車を持つ会社が押さえたい安全運転管理者とアルコールチェックの義務

車両費だけでなく運転手の人件費や労務管理まで含めて比べる

役員車の運転を専任の運転手に任せる場合、車両のリース料に加えて運転手の給与・社会保険料・残業代がかかります。役員の予定に合わせて早朝や夜間、休日の運転が発生するため、労働時間の管理や代わりの運転手の確保も必要です。

運転手を自社で採用すると、求人・面接・教育の手間に加えて、急な欠勤時の対応も自社で考えなければなりません。役員車のコストは「車両費+運転にかかる費用+管理の手間」の合計で比べるのが基本です。専属の運転手にかかる費用の目安は、専属運転手を雇うといくらかかるかを解説した記事も参考にしてください。

リース車でも運転業務を外部の専門会社に任せられる

自社で運転手を雇うかわりに、運転業務を外部の専門会社に任せる方法もあります。車はリース車や自社所有車をそのまま使い、運転だけを依頼する形です。

外部に任せると、採用や教育の手間がかからず、運転手の急な欠勤時も代わりを手配してもらえます。毎日の送迎を担うお抱え運転手(専属の運転手)のような使い方から、会食や来客対応の日だけ頼む使い方まで選べます。東京で役員運転手を依頼できる会社の料金は、役員運転手を依頼できる会社の比較記事でまとめています。

ハイヤーを都度利用する方法もありますが、ハイヤーは車ごと手配するサービスです。すでにリースで役員車を用意している会社なら、車は自社のものを使い、運転だけを任せる方が無駄がありません。

社用車を持つ会社が押さえたい安全運転管理者とアルコールチェックの義務

白ナンバーの社用車でも、乗車定員11人以上の車を1台以上、またはその他の車を5台以上使う事業所は、安全運転管理者を選任して公安委員会に届け出る必要があります。リース車も、会社が使用者として使う車なので台数に含まれます。

警察庁の安全運転管理者の業務の拡充等のとおり、安全運転管理者には、運転前後の運転者の酒気帯びの有無を目視等とアルコール検知器で確認し、記録を1年間保存することが義務付けられています(アルコール検知器による確認は2023年12月1日から)。選任義務に違反した場合の罰金は50万円以下に引き上げられています。

社用車を増やすときは、台数が選任基準に達していないか、アルコールチェックの体制が整っているかもあわせて確認しましょう。大手のオートリース会社には、アルコール検知器やチェック記録の管理サービスを提供しているところもあります。

社用車のリースに関するよくある質問

最後に、社用車のリースについてよくある質問に答えます。

  1. 社用車のリース期間はどれくらいが一般的?
  2. 設立したばかりの会社や個人事業主でも社用車をリースできる?
  3. 社用車のリース料はすべて経費にできる?
  4. リースした社用車に会社のロゴを入れたりカスタムしたりできる?
  5. リース中の社用車で事故を起こしたらどうなる?
  6. 中古車を社用車としてリースすることはできる?

社用車のリース期間はどれくらいが一般的?

法人カーリースの契約期間は、3年・5年・7年が一般的です。サービスによっては1年単位で選べ、カルモくんは最長11年、ニコノリは1〜9年まで対応しています。

営業車は5年前後、役員車は3〜5年で入れ替える会社が多く見られます。長く乗るほど月額は下がりますが、途中解約のリスクと、車の古さによる故障や安全装備の見劣りも考えて決めましょう。

設立したばかりの会社や個人事業主でも社用車をリースできる?

設立したばかりの会社や個人事業主でも、審査に通れば社用車をリースできます。ただし、決算書がないぶん、代表者個人の信用や連帯保証を求められることが一般的です。

ニコノリは複数の提携リース会社で審査し、カーコンカーリースは法人・個人事業主専用のプランを用意しています。審査に不安がある場合は、軽自動車など月額の低い車種から始めるのもひとつの方法です。

社用車のリース料はすべて経費にできる?

業務で使う社用車のリース料は、原則として全額を経費にできます。中小企業なら、毎月のリース料を賃借料などとして費用計上するのが一般的です。

ただし、役員や従業員が私用でも使う場合は、私用分を経費にできません。個人事業主は、事業と家庭の両方で使う車なら、走行距離などの使用割合で按分して経費にします。

リースした社用車に会社のロゴを入れたりカスタムしたりできる?

社名やロゴを入れる程度なら、はがせるマグネットシートやラッピングであれば認められることが多いです。ただし、返却時に元の状態に戻す必要があるため、塗装や穴あけを伴う加工はできないのが一般的です。

商用車の棚や架装、ドライブレコーダーやETCの取り付けなどは、契約時にオプションとして相談できる場合があります。カスタムしたいときは、必ず契約前にリース会社へ確認しましょう。

リース中の社用車で事故を起こしたらどうなる?

リース中の事故は、まずリース会社と保険会社に連絡します。修理費は任意保険(車両保険)で対応するのが一般的で、メンテナンスリースでも事故による修理は月額に含まれないことが多い点に注意しましょう。

車が全損になった場合は、リース契約が解約となり、残りのリース料や解約金を支払う必要があるため、リース車の残債をカバーする特約付きの保険に入っておくと安心です。KINTOのように任意保険が月額に含まれるサービスなら、事故で保険を使っても月額は変わりません。

中古車を社用車としてリースすることはできる?

中古車のリースも可能です。オリックスカーリースは常時700台以上の中古車を用意しており、idemitsuカーリースBizは約6万台の中古車から選べます。新車より月額を抑えやすく、納車までの期間が短いのがメリットです。

一方で、年式が古いと故障のリスクが高く、契約年数も短めになりやすい点には注意しましょう。営業車をすぐに増やしたいときや、短期間だけ台数を増やしたいときに向いています。

まとめ|社用車のリースは用途と総額で判断しよう

社用車のリースは、頭金なしで導入でき、税金や車検まで月額にまとめて管理の手間を減らせる方法です。一方で、支払い総額は購入より高くなりやすく、途中解約や走行距離の制限もあります。

  • 総額の安さを重視するなら購入、資金繰りと管理の手間を重視するならリース
  • メンテナンスや任意保険がどこまで含まれるかをそろえて比較する
  • 役員車は残価と契約年数、私用の扱いまで決めてから契約する
  • 上場企業・大会社は2027年4月からの新リース会計基準に備える
  • 車両費だけでなく、運転にかかる費用まで含めてコストを考える

社用車のリースを検討するなら、まずはオリックスカーリースや住友三井オートサービスなどの大手と、ニコノリやカルモくんなどのWebで相談しやすいサービスから2〜3社の見積もりを取り、総額と条件を比べてみましょう。

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