VIP送迎サービスとは?VVIPの意味・料金相場と守秘義務で失敗しない選び方

VIP送迎サービスとは?料金相場や守秘義務で失敗しない選び方|白手袋の運転手が黒塗りセダンのドアを開け、鞄を持つビジネスパーソンを案内する様子

海外から来る取引先の役員を空港で出迎えたい、株主総会の来賓を失礼なく送迎したい、社長の毎日の移動を安全に任せたい。こうした場面で検討されるのがVIP送迎サービスです。

ただ、いざ探してみると、ハイヤー・運転手の手配・高級タクシーなど選択肢が多く、料金の仕組みも会社ごとに違います。さらに、車内では経営に関わる会話や電話が交わされるため、ドライバーの守秘義務をどこまで担保できるかも見落とせないポイントです。

この記事では、VIP・VVIPの意味から、VIP送迎サービスの種類、VIP送迎に対応する主なハイヤー会社5社の料金と特徴、料金相場、守秘義務で失敗しない選び方、シーン別の段取りまでをまとめました。料金や条件は2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されている内容です。

  • 来賓や海外VIPの送迎手配を任された総務・秘書の方
  • 社長・役員の移動をハイヤーか運転手の手配かで迷っている方
  • VIP送迎の料金相場と、守秘義務で失敗しない選び方を知りたい方
目次

VIP送迎サービスとは?一般的な送迎との違い

VIP送迎サービスとは、企業の経営者や来賓、海外からのゲストなど重要な人物を、専任のドライバーが高級車で目的地まで送り届けるサービスです。単に移動手段を用意するだけでなく、安全・時間厳守・機密保持・接遇までを含めて任せられる点が、一般的なタクシーや送迎と大きく違います。

ここでは、VIP・VVIPの意味と、VIP送迎で求められる対応、タクシーや配車アプリとの違いを整理します。

VIP・VVIPの意味とVIP送迎の対象になる人

VIPはVery Important Personの略で、「とても重要な人物」という意味です。VVIPはVery Very Important Personの略で、VIPのなかでも特に重要な人物を指します。国賓や閣僚、大企業のトップ、世界的な著名人など、警備や移動の段取りに一段と高い配慮が必要な人をVVIPと呼ぶことが多いです。

ビジネスの現場でVIP送迎の対象になるのは、たとえば次のような人です。

  • 自社の社長・会長・役員(毎日の通勤や会議・会食への移動)
  • 海外本社や取引先から来日する経営幹部
  • 株主総会・式典・記念行事に招く来賓や講演者
  • 官公庁・大使館関係者、国際会議の参加者
  • 芸能人・スポーツ選手など、人目を避けて移動したい人

共通しているのは、移動中のトラブルが会社の信用に直結するという点です。遅刻ひとつで商談の印象が変わり、車内での会話が外に漏れれば取引に影響することもあります。だからこそ、普段の移動とは別の基準で送迎の手段を選ぶ必要があります。

VIP送迎で求められる3つの対応(安全・時間厳守・機密保持)

VIP送迎で特に求められるのは、次の3つです。

  1. 安全:急加速・急ブレーキのない運転と、事故を起こさない運行管理
  2. 時間厳守:渋滞や天候を見込んだルート選びと、到着予定の逆算
  3. 機密保持:車内の会話・行き先・同乗者を口外しない守秘義務

安全は、ただ事故を起こさないだけではありません。後部座席で資料を読んだり電話をしたりしても酔わない、揺れの少ない運転が求められます。ハイヤーや運転手の手配サービスでは、運転前の点呼やアルコールチェック、定期的な安全研修など、会社として運行を管理する仕組みがあるかが品質を分けます。

時間厳守では、渋滞情報をもとに複数のルートを想定し、予定時刻の少し前に到着して待機するのが基本です。空港送迎ならフライトの遅延を確認し、到着が早まっても遅れても対応できる体制が必要になります。

機密保持は、VIP送迎で最も見落とされやすく、最も重要な項目です。車内では人事・M&A・決算前の数字といった未公表情報が話題になることがあります。ドライバーが誓約書や守秘義務契約(NDA)で縛られているかを、契約前に必ず確認しましょう。

タクシーや配車アプリとの違い

同じ「人を乗せて運ぶ」サービスでも、VIP送迎とタクシー・配車アプリでは、料金の仕組みもサービスの中身も異なります。

項目VIP送迎(ハイヤー・運転手の手配)タクシー・配車アプリ
予約完全予約制が基本流し・当日の配車が中心
料金の考え方時間制・距離制。出庫から帰庫までの回送時間を含むことが多い乗車から降車までのメーター運賃
ドライバー接遇研修を受けた専任・指名のドライバーその時に配車された乗務員
車両センチュリー・レクサス・アルファードなどの高級車一般的なタクシー車両
待機会議や会食の間も待機できる降車したら終了
守秘義務誓約書やNDAで担保できる会社が多い会社による

いちばんの違いは、同じドライバーが予定どおりに迎えに来て、用事が終わるまで待ってくれることです。タクシーは安く手軽ですが、来賓を確実に迎えたい場面や、移動の合間に車内で打ち合わせをしたい場面には向きません。

なお、許可を受けていない自家用車で有償の送迎を行う、いわゆる「白タク」は道路運送法違反です。料金が安いからといって無許可の業者に頼むと、事故の際に補償を受けられないおそれもあります。国土交通省も白タク・違法ハイヤーを利用しないよう呼びかけているので、依頼先が正規の事業者かどうかは必ず確認しましょう。

VIP送迎サービスの種類と向いている使い方

VIP送迎サービスと一口にいっても、車両まで借りるか、運転手だけを頼むか、自社で抱えるかによって中身は大きく変わります。利用頻度と、自社で車両を持っているかどうかで選ぶのが近道です。

種類車両向いている頻度料金の目安主な使い方
VIPハイヤーハイヤー会社の車両単発〜毎日2時間30kmで14,110円〜(税込)空港送迎・来賓送迎・役員車の専属契約
運転手の手配・業務委託自社(依頼主)の車両週数回〜毎日月32万〜66万円程度社長・役員の毎日の送迎
自社雇用の運転手自社の車両毎日人件費(年収300万〜600万円程度)+管理費長く同じ人に任せたい場合
高級タクシー・配車アプリタクシー会社の車両単発メーター運賃+配車料金急ぎの移動・少人数の送迎

料金の目安は、2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されている金額をもとにしています。詳しい内訳は「料金相場と契約形態」の章で解説します。

VIPハイヤー|空港送迎やスポット利用に強い

ハイヤーは、国の許可を受けた事業者が車両とドライバーをセットで提供する完全予約制のサービスです。緑ナンバーの営業車で、センチュリーやレクサス、アルファードといった高級車が使われます。

強みは、必要なときに必要な時間だけ使えることです。羽田・成田空港での出迎え、式典の日だけ複数台を手配、会食の行き帰りだけを頼む、といったスポット利用に向いています。車両の購入・保険・整備はすべてハイヤー会社持ちなので、自社に社用車がなくても使えます。

一方で、料金には出庫から帰庫までの回送時間が含まれることが多く、短時間の移動でもタクシーより割高になりがちです。毎日の送迎を年単位で頼む専属契約もありますが、車両費が上乗せされるぶん、月額は運転手だけを頼む場合より高くなります。

運転手の手配・業務委託|自社の車両で毎日の送迎を任せられる

すでに社用車や役員車を持っている会社なら、運転手だけを外部の専門会社に頼む方法があります。ドライバー派遣や運行管理の委託と呼ばれるサービスで、依頼主の車両を、専門会社が用意したドライバーが運転します。

車両はそのまま自社のものを使えるので、車内のレイアウトや装備を変えずに済みます。ドライバーの採用・教育・労務管理、急な欠勤時の代わりの手配まで任せられるのが大きな利点です。料金は月極で月32万〜66万円程度が目安で、車両費がかからないぶん、ハイヤーの専属契約より安くなるケースが多くあります。

注意点は、燃料費・任意保険・整備費など車両にかかる費用が自社負担のままであることです。また、運転手を頼む場合も、会社によって最低利用日数や契約期間の条件が違います。東京の会社ごとの料金や条件は、東京で役員運転手を頼める会社の比較で詳しくまとめています。

社用車と自社雇用の運転手|体制づくりと管理の負担が大きい

社員として運転手を雇い、自社の役員車を運転してもらう方法です。いわゆるお抱え運転手の形で、同じ人に長く任せられるので、役員との信頼関係を築きやすいのがメリットです。ただし、採用・教育・労務管理・欠勤時の代わりをすべて自社で用意しなければなりません。

役員運転手の年収は300万〜600万円程度が目安で、これに社会保険料や残業代、研修費がかかります。また、乗車定員11人以上の車を1台以上、またはそれ以外の車を5台以上使う事業所では安全運転管理者の選任が必要で、運転前後のアルコール検知器による確認と記録の1年間保存も義務になっています。詳しくは警察庁の安全運転管理者の業務の拡充に関するページで確認できます。

運転手が1人しかいない体制では、病欠や退職のたびに役員の移動が止まってしまう点もリスクです。自社雇用と外部委託の違いは、専属運転手を個人契約する方法と月額の目安でも解説しています。

高級タクシー・配車アプリのハイグレード車|手軽だが接遇の質は車次第

配車アプリでは、通常のタクシーより上のクラスの車両を指定できるサービスも増えています。当日すぐに呼べる手軽さと、メーター運賃ベースで比較的安く済む点が魅力です。

ただし、来る乗務員はその時に空いている人で、接遇や守秘義務の水準を事前に確かめられないのが弱点です。来賓の出迎えや、車内で機密性の高い会話をする移動には向きません。社内の少人数の移動や、急な予定変更時の代わりの手段として使い分けるのが現実的です。

VIP送迎に対応する主なハイヤー会社5社

東京でVIP送迎に対応している大手ハイヤー会社のうち、公式サイトで料金やサービスの内容を確認できた5社を紹介します。

会社名料金の目安(税込)空港送迎(片道)専属・定期契約特徴
日本交通
日本交通
2時間30km 14,110円〜羽田 24,190円〜
成田 49,500円〜
月15日以上・1年契約
例:831,600円〜
英語対応乗務員190名以上
国際ハイヤー
国際ハイヤー
2時間30km 14,110円〜要見積もり例:717,200円〜
(平日8時間×20日)
kmグループ。専属・通勤・空港・ゴルフ
帝都自動車交通
帝都自動車交通
要見積もり要見積もりチャーター・定期送迎
(契約制)
1938年創業。契約前に乗務員と面接可
東京エムケイ
東京エムケイ
要見積もり羽田 17,000円〜
成田 45,000円〜
法人契約・定額プランあり英語・中国語・韓国語に対応
日の丸リムジン
日の丸リムジン
1時間 23,100円〜
(セダン)
羽田 24,410円〜
成田 40,110円〜
役員定期は6か月以上サミットなど国際会議の送迎実績

料金は2026年10月時点で各社の公式サイトに掲載されている「〜」表記の最低額です。高速代・駐車場代は別にかかり、車種や時間帯、回送距離によって変わるため、実際の金額は見積もりで確認してください。

日本交通|英語対応の乗務員と大型車で海外VIPの出迎えに対応

日本交通
スポット料金2時間30km 14,110円〜(税込)
空港送迎(片道)羽田 24,190円〜/成田 49,500円〜(税込)
役員車・社用車月15日以上・1年契約・1日8時間〜
利用例:平日8時間×20日 831,600円〜(税込)
主な車種センチュリー/レクサス/クラウン/アルファード
外国語対応英語対応乗務員190名以上(韓国語・中国語・フランス語は初級対応の乗務員あり)
キャンセル料前々日17時まで無料/それ以降〜出庫まで1万円/出庫後は100%
問い合わせ0570-07-2151(平日9:00〜17:30)
メリット
  • 英語対応乗務員が190名以上在籍し、海外VIPの出迎えを任せやすい
  • ネームボードを掲げて到着ゲートで出迎えるサービスがある
  • 役員車は1000人以上のドライバーから推薦され、契約前に面接できる
  • 料金例が公式サイトに細かく掲載されていて予算を立てやすい
デメリット
  • 役員車の専属契約は月15日以上・1年契約が条件
  • 空港送迎は回送時間を含むため、タクシーの定額運賃より高い
  • 2026年7月の不正アクセスの影響でWeb予約が止まった時期があった

日本交通は、東京で最大級の規模を持つハイヤー会社です。英語対応乗務員が190名以上在籍しており、羽田・成田空港では乗務員がネームボードを掲げて到着ゲートで出迎えることもできます。フライト状況を常に確認して遅延に合わせて動くため、初めて来日する海外の役員を迎える場面でも安心して任せられます。

役員車の専属契約では、専任担当者が1000人以上のドライバーから推薦し、契約前に複数のドライバーと面接できます。契約後のドライバー変更も可能です。運転手だけを頼むドライバー派遣のサービスもありますが、2026年10月時点でスポット契約は一時休止と案内されています。なお、2026年7月に社内システムへの不正アクセスが公表され、ハイヤーのWeb受注が停止しました。10月6日から一部サービスが再開していますが、予約方法は公式サイトのお知らせで最新の状況を確認してから申し込むのが確実です。

国際ハイヤー|役員車・定期送迎からスポットまで幅広く対応

国際ハイヤー
スポット料金セダン 2時間30km 14,110円〜/ワゴン 2時間30km 16,930円〜(税込)
専属送迎(役員車・社用車)利用例:平日1日8時間×20日 717,200円〜(税込)
サービス専属送迎/定期送迎(通勤)/成田・羽田空港送迎/ゴルフ送迎/観光/シャトル
運転手のみの依頼ドライバー派遣(役員車運転手・運行管理請負)に対応
運営国際自動車(kmグループ)
問い合わせ03-5745-5935(平日9:00〜17:00)
メリット
  • 専属送迎の月額例が公式サイトに載っていて比較しやすい
  • ハイヤーと運転手のみの依頼の両方に対応している
  • 通勤だけの定期送迎など、使い方を細かく組める
デメリット
  • 定期送迎は利用頻度・区間・車種ごとの見積もりで、事前に金額が分かりにくい
  • 電話の受付は平日日中のみ
  • 外国語対応は公式サイトで人数などが明示されていない

国際ハイヤーは、タクシー・ハイヤー大手の国際自動車(kmグループ)でハイヤー事業を担う会社です。役員車の専属送迎から、通勤だけの定期送迎、空港送迎、ゴルフ送迎までメニューが幅広く、利用シーンに合わせて組み合わせられます。

専属送迎の利用例は、平日1日8時間×20日で717,200円〜(税込)です。社用車を持っている会社向けには、役員車の運転・整備・事故対応を請け負うドライバー派遣のサービスもあり、ハイヤーにするか運転手だけを頼むかを同じ窓口で相談できます。スポット利用はセダンが2時間30kmで14,110円〜と、日本交通と同じ水準から利用できます。

帝都自動車交通|歴史あるハイヤー会社で法人の役員送迎に実績

帝都自動車交通
料金要見積もり(利用日・時間・経路・車種・台数をもとに算出)
サービスチャーター/定期送迎/スポット/ゴルフ/成田・羽田空港送迎/ワゴン/観光ハイヤー
主な車種レクサスLS・ES/クラウン/センチュリー/シーマ/フーガ/ワゴン(6〜8名)
契約の特徴チャーターは契約制。契約前に乗務員との面接が可能
運転手のみの依頼運行管理業務のアウトソーシングに対応
運営1938年創業・京成グループ
メリット
  • 1938年創業の老舗で、法人の役員車・チャーターの経験が長い
  • 契約前にドライバーと面接して相性を確かめられる
  • 空港での出迎えサービスを無料で行っている
デメリット
  • 料金が公式サイトに掲載されておらず、見積もりが必要
  • スポット利用でも契約が必要になる場合がある
  • ワゴンの台数に限りがあり、早めの予約が必要

帝都自動車交通は、1938年に帝都タクシーとして創業した、京成グループのハイヤー・タクシー会社です。看板サービスのチャーターは、指定した開始時間から終了時間まで自家用車のように使える貸切契約で、専属の乗務員と車両が付きます。

契約前に担当予定の乗務員と面接できるのが特徴で、役員との相性を確かめてから契約できます。成田・羽田空港では到着時間を確認したうえで出迎える無料サービスがあり、お迎えの場所や方法も事前に相談できます。社用車を持つ会社向けには、運転者の労務管理・車両整備・事故処理までを任せられる運行管理のアウトソーシングも用意されています。

東京エムケイ|接遇教育に定評があり空港送迎や観光にも使える

東京エムケイ
空港ハイヤー(羽田・片道)ラグジュアリー 17,000円〜/エグゼクティブ 19,000円〜/ファースト 40,000円〜(税込)
空港ハイヤー(成田・片道)ラグジュアリー 45,000円〜/エグゼクティブ 51,000円〜/ファースト 80,000円〜(税込)
主な車種アルファード/ベンツVクラス/BMW i7/レクサスLM/メルセデス・ベンツSクラス/ロールス・ロイス ゴースト/マイバッハ
外国語対応英語・中国語・韓国語。乗務員全員に英会話教育
法人向け請求書払い/法人アカウントで一括管理/専任担当/24時間365日対応
予約ハイヤーは利用日の3日前まで
メリット
  • 乗務員全員が英会話教育を受けていて、海外ゲストの送迎に強い
  • ロールス・ロイスやマイバッハなど最上級の車両を選べる
  • 法人は請求書払い・専任担当・24時間対応で手配しやすい
デメリット
  • 高速代・駐車場代は別料金で、22時〜翌5時は深夜料金がかかる
  • ハイヤーの予約は3日前までに入れる必要がある
  • 時間制の貸切料金は公式サイトに掲載がなく、見積もりが必要

東京エムケイは、京都発祥のMKグループの東京の会社です。乗務員全員への英会話教育や、降車時の忘れ物確認と最後の一礼といった接遇の徹底で知られ、英語・中国語・韓国語での接客にも対応しています。

空港ハイヤーは、アルファードなどのラグジュアリークラスなら羽田まで片道17,000円〜と、大手ハイヤーのなかでは比較的手ごろです。各国大使館や外資系企業など4,000社以上の法人と提携し、主要国首脳会議での要人送迎も手がけています。全車に無料Wi-Fiがあり、移動中にオンライン会議をしたい役員にも向いています。

日の丸リムジン|国内外の要人や国際会議の送迎を担当

日の丸リムジン
スポット料金セダン スタンダード 1時間 23,100円〜(税込)
空港送迎(片道)羽田 24,410円〜/成田 40,110円〜(税込)
役員定期6か月以上の長期利用・役員車・ドライバー派遣に対応(見積もり)
ゴルフ送迎セダン スタンダード 12時間・200km 66,000円〜(税込)
外国語対応英会話ドライバー約80名
車両ハイヤー277台(2026年6月現在の認可台数)。EVハイヤーもあり
メリット
  • G7サミットや国賓来日など、国際会議の送迎実績が豊富
  • 英会話ドライバーが約80名在籍している
  • Web予約(Limo Japan)を使うと空港送迎が割安になる
デメリット
  • スポット利用は1時間単位の料金で、短時間でも割高になりやすい
  • 役員定期は6か月以上の長期利用が前提
  • 法人と個人で予約の窓口が分かれている

日の丸リムジンは、1950年創業の日の丸タクシーからハイヤー部門が分社した会社です。G7伊勢志摩サミットでは1日70台、サウジアラビア国王の訪問では1日141台を出すなど、国賓・国際会議の送迎で長い実績があります。複数の来賓を同じ時間に動かすような大規模な送迎を相談しやすい会社です。

英会話ドライバーが約80名在籍し、空港送迎では外国語対応の乗務員を手配できます。半年以上の役員定期やドライバー派遣にも対応しているので、来賓送迎をきっかけに役員車の相談までひとつの窓口でまとめられます。

VIP送迎サービスを使うメリット

VIP送迎サービスを使うと、移動の時間そのものが仕事の時間に変わり、来客への印象も、運転に関わるリスクも変わります。主なメリットは次の3つです。

移動時間を打ち合わせや仕事にあてられる

自分で運転していると、移動中はハンドルを握る以外に何もできません。VIP送迎なら、後部座席で資料の確認、メールの返信、電話会議ができます。1日に2時間移動する役員なら、年間で約480時間(240営業日の場合)を仕事や休息にあてられる計算です。

ハイヤーには車内Wi-Fiや充電設備を備えた車両もあり、移動中のオンライン会議にも対応できます。役員の時間単価を考えると、送迎にかかる費用は「経営の時間を買う投資」と考えることもできます。

来賓や取引先に好印象を与えられる

空港の到着ゲートでネームボードを持ったドライバーが出迎え、荷物を運び、高級車でホテルまで送る。この一連の流れは、相手を大切に迎えているというメッセージそのものです。

特に海外からのゲストは、慣れない土地での移動に不安を感じています。英語で行き先や所要時間を説明できるドライバーがいれば、到着直後から安心して過ごしてもらえます。株主総会や式典で来賓を送迎する場合も、統一された車両とドライバーで迎えることで、会社としての格を示せます。

事故や遅刻のリスクと運転手の管理の手間を減らせる

役員が自分で運転して事故を起こせば、ケガのリスクだけでなく、会社の評判にも影響します。プロのドライバーに任せれば、事故や遅刻のリスクを大きく減らせます。

ハイヤーや運転手の手配サービスなら、運転前の点呼やアルコールチェック、ドライバーの体調管理、急な欠勤時の代わりの手配まで、事業者側が管理します。自社で運転手を雇う場合に必要な採用・教育・労務管理の手間がかからないのも、総務部門にとっては大きなメリットです。

VIP送迎サービスのデメリット

便利なVIP送迎サービスですが、費用や予約の面で注意したい点もあります。あらかじめ知っておけば、対策を取れます。

タクシーより割高で待機時間にも料金がかかる

ハイヤーは、出庫から帰庫までの時間が料金の対象になるのが一般的です。たとえば都心から羽田空港まで片道でも、ハイヤーは2万円台からが目安で、区によっては1万円前後で乗れるタクシーの定額運賃より高くなります。会議や会食の間の待機時間にも料金がかかります。

費用を抑えるには、送迎だけで済むのか、待機まで必要なのかを分けて考えるのがポイントです。単発の空港送迎ならハイヤー、毎日の送迎なら運転手だけを頼む月極契約、といったように、使い方に合わせてサービスを選ぶと無駄が減ります。

直前の予約や急な予定変更に対応できないことがある

ハイヤーは完全予約制で、車両とドライバーの数に限りがあります。会社によっては利用日の3日前までに予約が必要で、繁忙期や大型イベントの日は希望の車種が埋まることもあります。

キャンセル料にも注意が必要です。日本交通のハイヤーでは、前々日17時を過ぎると1万円、出庫後は100%のキャンセル料がかかります。予定が流動的な役員の送迎では、当日の延長や時間変更にどこまで対応できるか、キャンセル料がいつから発生するかを契約前に確認しておきましょう。

ドライバーとの相性は使ってみるまで分からない

運転の丁寧さや会話の距離感は、ドライバーによって違います。話しかけてほしくない役員もいれば、道中の雑談を好む役員もいます。こうした相性は、実際に乗ってみないと分かりません。

専属契約を結ぶなら、契約前にドライバーと面接できるか、合わなかったときに交代できるかを確認しましょう。日本交通や帝都自動車交通のように、事前の面接に応じる会社もあります。

VIP送迎サービスの料金相場と契約形態

VIP送迎の料金は、スポットで頼むのか、月極で同じドライバーに任せるのか、車両込みか運転手だけかで大きく変わります。2026年10月時点で各社が公開している金額をもとに、目安を整理しました。

時間制・距離制で頼むスポット利用の目安

ハイヤーのスポット利用は、時間と距離をもとに料金が決まります。都内の移動なら、セダンで2時間30kmまで14,110円〜(日本交通・国際ハイヤー、税込)が目安です。

利用シーン料金の目安(税込)出典
都内のスポット利用(2時間30km・セダン)14,110円〜日本交通・国際ハイヤー
都内のビジネス利用(3時間)27,550円〜日本交通
羽田空港送迎(片道)17,000円〜24,410円東京エムケイ・日本交通・日の丸リムジン
成田空港送迎(片道)40,110円〜51,000円日の丸リムジン・東京エムケイ・日本交通
ゴルフ送迎(往復)60,500円〜66,000円日本交通・日の丸リムジン

運転手だけを頼む場合のスポット料金は、2時間8,500円〜、4時間16,000円〜、8〜9時間で27,500円〜44,000円程度が目安です。車両を自社で用意できるなら、ハイヤーより安く済むことが多いのがポイントです。

同じドライバーが担当する月極契約の目安

毎日の役員送迎を任せる月極契約では、車両込みのハイヤーか、運転手だけかで金額が大きく違います。

契約の形月額の目安(税込)条件の例
ハイヤーの専属契約(車両込み)717,200円〜831,600円平日1日8時間×20日(国際ハイヤー・日本交通)
運転手のみの月極契約32万〜66万円程度月12〜14日以上、または原則1年契約など
自社雇用の運転手年収300万〜600万円程度+社会保険料など採用・教育・労務管理は自社

ハイヤーの専属契約は、車両費・保険・整備がすべて含まれる代わりに月70万円台からになります。すでに役員車がある会社なら、運転手だけを頼むほうが月額を抑えられます。どちらも利用日数・時間・時間外の扱いで金額が変わるため、2〜3社から見積もりを取って比べましょう。

高速代・駐車場代・待機料など別にかかる費用

見積もりを比べるときは、基本料金以外にかかる費用も確認が必要です。

  • 高速代・有料道路代:多くの会社で別途請求
  • 駐車場代:待機中や出迎え時の駐車場料金
  • 深夜・早朝料金:22時〜翌5時の利用で加算される会社が多い
  • 延長料金・超過料金:予定時間や距離を超えた場合
  • 指定料金:車種の指定や外国語対応ドライバーの指定
  • キャンセル料:前日・当日・出庫後で段階的に上がる

運転手だけを頼む場合は、これらに加えて燃料費・任意保険・車検や点検の費用が自社負担になります。見積もりの段階で「何が含まれていて何が別か」を一覧にしてもらうと、各社の比較がしやすくなります。

失敗しないVIP送迎サービスの選び方

VIP送迎は、料金だけで選ぶと後悔しやすいサービスです。特に次の4点は、契約前に必ず確認しましょう。

守秘義務契約(NDA)を結べるか

VIP送迎で最も重要なのが、車内で見聞きした情報を外に漏らさない仕組みがあるかどうかです。役員の車内では、人事や取引、決算前の数字など、外に出てはいけない情報がやり取りされます。

確認したいのは次の3点です。

  • 会社として依頼主と守秘義務契約(NDA)を結べるか
  • ドライバー個人が入社時・配属時に誓約書を書いているか
  • 守秘義務についての研修を定期的に行っているか

送迎の行き先や同乗者の名前、連絡先は個人情報にもあたります。事業者が個人情報をどう扱うかの基本は個人情報保護委員会のページで確認できます。NDAのひな形を自社で用意して結べるかまで聞いておくと安心です。

ドライバーの接遇マナーと教育の仕組み

VIP送迎のドライバーに求められるのは、運転技術だけではありません。身だしなみ、言葉づかい、ドアの開け閉め、荷物の扱い、待機中のふるまいなど、接遇の細かな部分で印象が決まります。

確認したいのは、研修の内容と、配属前に誰がどう評価しているかです。座学と実地の研修、卒業検定、役員運転の経験年数など、具体的な仕組みを答えられる会社は信頼できます。海外のゲストを乗せるなら、英語で日常会話ができるドライバーを指定できるかも確認しましょう。

人数や荷物に合った車種と車両のグレード

車種は、乗る人の立場と人数、荷物の量で選びます。目安は次のとおりです。

用途おすすめの車種ポイント
社長・会長の送迎センチュリー/レクサスLS後部座席の広さと静かさを重視
役員の日常の移動クラウン/レクサスES取引先で目立ちすぎない落ち着いた格
来賓2〜3名と荷物アルファード/ベンツVクラス乗り降りしやすく、スーツケースも積める
ゴルフや大人数ワゴン(6〜9名)ゴルフバッグや人数に合わせて手配

セダンの推奨乗車人数は1〜2名が一般的で、ゴルフバッグは3個程度までが目安です。来賓の人数と荷物を事前に伝え、余裕のある車種を選びましょう。

欠勤や事故のときに代わりの手配と補償があるか

専属のドライバーが体調不良で休んだとき、当日の朝でも代わりのドライバーを出せるかは、毎日の送迎を任せるうえで欠かせない条件です。

事故が起きたときの対応も確認しましょう。ハイヤーなら車両も保険も事業者持ちですが、運転手だけを頼む場合は自社の車両と任意保険を使うのが一般的です。事故の相手方との交渉や代車の手配を誰が行うのか、補償の範囲はどこまでかを、契約書で確認しておくと安心です。

シーン別に見るVIP送迎の段取りと当日のチェックポイント

同じVIP送迎でも、空港での出迎え、式典での複数台の送迎、会食の送迎では、準備することが違います。シーンごとの段取りをまとめました。

海外VIP・来賓を空港で出迎えるとき

空港での出迎えでは、便名と到着時刻を事前に共有することが最も大切です。フライトの遅延や早着に合わせてドライバーが動けるよう、便名・ターミナル・ゲストの名前(ネームボードの表記)を予約時に伝えましょう。

空港出迎えの事前チェックリスト
  • 便名・到着ターミナル・到着予定時刻
  • ゲストの氏名とネームボードの表記(ローマ字・会社名)
  • 人数と荷物の数(スーツケースの大きさ)
  • 外国語対応ドライバーの要否
  • 目的地(ホテル・オフィス)と立ち寄り先
  • 当日の緊急連絡先(自社担当者とドライバー)

入国審査や手荷物の受け取りで到着から出口まで1時間ほどかかることもあるため、待機時間の料金がどう計算されるかも確認しておきましょう。

株主総会や式典で複数の来賓を送迎するとき

複数の来賓を同じ時間帯に送迎する場合は、配車表を作って全体を管理します。来賓ごとにお迎え場所・時刻・車両・ドライバーを決め、会場の車寄せの使い方や到着順も事前に調整しておきます。

当日は、自社の担当者とハイヤー会社の配車担当者の連絡窓口を一本化することで、遅れや変更にすぐ対応できます。来賓の格に合わせて車種をそろえる、到着順に合わせて出迎え役を配置するなど、細かな気配りが式典の印象を左右します。

会食やゴルフ接待で送迎するとき

会食の送迎では、終了時刻が読みにくいことを前提に段取りを組みます。延長に対応できるか、待機場所はどこにするか、帰りに取引先を自宅やホテルまで送るかを、事前にドライバーと共有しておきましょう。

ゴルフ接待では、早朝のお迎えとゴルフバッグの積み込みがあるため、人数とバッグの数に合った車種を選ぶのがポイントです。ゴルフ場までの往復をパッケージにした料金を用意しているハイヤー会社もあります。飲酒を伴う会食やゴルフのあとでも、プロのドライバーなら安全に送り届けられます。

車内の席次と乗り降りで気をつけたいこと

運転手付きの車では、運転席の真後ろが上座です。最も目上の人が運転席の後ろ、次が助手席の後ろ、3人目が後部座席の中央、助手席が末席になります。ただし、来賓が乗り降りしやすい側を希望する場合や、ワゴン車で席の配置が違う場合は、相手の希望を優先しましょう。

乗り降りでは、ドライバーがドアを開け、ゲストが乗り込んでから静かに閉めるのが基本です。後部座席でもシートベルトの着用は義務なので、ゲストにもさりげなく声をかけます。後部座席のシートベルトについては警察庁も全ての座席での着用を呼びかけています。

VIP送迎サービスのよくある質問

VIP送迎サービスについて、よく聞かれる質問に答えます。

VIP送迎は個人でも頼めますか?

はい、多くのハイヤー会社は個人でも利用できます。結婚式や葬儀、記念日の食事、家族の通院など、プライベートな用途でも使われています。会社によっては法人と個人で予約窓口が分かれているので、申し込み前に確認しましょう。

当日のキャンセルや時間の延長はできますか?

当日の延長には、配車状況しだいで対応してくれる会社が多くあります。キャンセルは、前々日や前日を過ぎると料金が発生するのが一般的です。たとえば日本交通のハイヤーは、前々日17時まで無料、それ以降は出庫まで1万円、出庫後は100%です。予約時にキャンセル規定を確認しておきましょう。

車内での会話や行き先の秘密は守られますか?

VIP送迎を扱う会社の多くは、ドライバーに誓約書で守秘義務を課し、研修を行っています。会社として依頼主とNDA(守秘義務契約)を結べるかどうかは事業者によって違うため、契約前に確認しましょう。役員の送迎を長く任せるなら、NDAを結べる会社を選ぶのがおすすめです。

外国語が話せるドライバーは頼めますか?

大手のハイヤー会社では、英語対応のドライバーを指定できます。日本交通は英語対応乗務員が190名以上、日の丸リムジンは英会話ドライバーが約80名在籍し、東京エムケイは英語・中国語・韓国語での接客に対応しています。指定料金がかかる場合や、早めの予約が必要な場合があります。

自社の車を使ってVIP送迎を頼めますか?

はい、運転手だけを手配するサービスを使えば、自社の役員車や社用車をプロのドライバーに運転してもらえます。ハイヤー会社のなかにも、運転手のみの依頼に対応している会社があります。燃料費や任意保険、整備費は自社負担になるのが一般的なので、見積もりの際に費用の分担を確認しましょう。

事故が起きたときの補償はどうなりますか?

ハイヤーの場合は、車両も保険も事業者のものなので、事業者の保険で対応するのが基本です。運転手だけを頼む場合は、自社の車両の任意保険を使うことが多く、事故の相手方との交渉や代車の手配を委託先がどこまで担うかは会社によって違います。契約書で補償の範囲と事故時の連絡の流れを確認しておきましょう。

役員や来賓の送迎で運転手を頼むならフィールドサービス

役員運転手・専属ドライバーの手配ならフィールドサービス|法人契約80社以上・運転委託業務歴31年超・ドライバー在籍60名以上

フィールドサービス

すでに役員車や社用車があり、毎日の送迎や来賓の送迎を任せられる運転手を探しているなら、フィールドサービス株式会社にご相談ください。貴社の車両に合わせて、接遇に慣れた運転士をご用意します。

自社の車両に合わせて接遇に慣れた運転士を用意

フィールドサービス株式会社は、業務歴31年超・法人契約80社以上の実績をもつ、役員車両のコンシェルジュです。在籍ドライバーは60名以上。ビジネスマナーと守秘義務の教育を受けた運転士が、役員・来賓の送迎から、守秘義務が必要な定期送迎まで担当します。

  • 同じドライバーが継続して担当する専属の運転手
  • 貴社の車両に合わせた運転手の手配・運転業務の委託
  • 急な欠勤やイベント・繁忙期の増便に対応するスポット・短期の手配

全契約で守秘義務契約(NDA)を締結しているので、車内で経営に関わる話をする役員の送迎も安心して任せられます。ドライバーが欠勤したときの代わりの手配や、事故の初期対応までまとめてお任せいただけます。車両は貴社でご用意いただく形のため、今お使いの役員車をそのまま使えます。

料金・対応エリアと無料見積もりの流れ

料金個別見積もり(条件が決まっていなくても概算のお見積もりが可能)
初期費用・解約手数料なし
契約期間柔軟に相談可能
手配までの期間最短1週間
対応エリア東京都全域・神奈川・埼玉・千葉(エリア外もご相談ください)
拠点板橋本店・日本橋・西新宿・恵比寿・横浜
ご利用法人・個人とも可(ご家族の送迎も対応)

お問い合わせから運転手の手配までは、次の流れで進みます。

  1. Webフォームから相談・見積もりを依頼(概算のみでもOK)
  2. ご利用の頻度・時間帯・車両・ご要望をヒアリング
  3. お見積もりと、担当する運転士のご提案
  4. ご契約・守秘義務契約(NDA)の締結
  5. 運転業務の開始(最短1週間)

「来賓の送迎の日だけ頼みたい」「役員の運転手が急に辞めてしまった」といったご相談も歓迎しています。相談・お見積もりは無料なので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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